BMST2017その3。スピードトライアル開始!
いやいや、現地時間17:00くらい。
事件発生!
つーか、発生させてしまった。
バンにバイクを積み込み。工具や細かな備品を積み込む。
ゴン!!!
そのまま後ろに倒れ地面に着陸する小生。
あわてて駆けつける皆様。
『頭うったー!』
と言った瞬間から顔面が真っ赤!
流れ出す小生の血液!&血液!
だいたいにして頭のケガは良く血が出ますもんでそのうち止まるだろうと思ったのですが…。
止まりません!
血を拭いてみてもらうと5センチくらいパックリと切れているとのこと。
これは縫わないといけない傷ですね。とのこと。
な感じで不自然な着席をする小生。
アテンドしてくれている田村さんが関係者に近くの病院のことを聞いてくれるものの。
ここはアメリカ。
かなりの田舎町。
思いっきり週末。
なので近くの病院は全て休み。
救急病院なども無い。との事。
一番近くはソルトレイクシティーの救急病院しか無いと…。
マジか!
ソルトレイクまではどんなに急いでも2時間半かかる。
たとえそこに行っても治療してもらうにも5時間くらいは待たされる。
明日になってしまうやんけ!
困った!
なにやってんだ俺!
まずい!
本当にまずい!
出場停止になるかも。なんて情報も・・・。
しかしその時!
神が僕らの前に現れたのであった!!!
他の出場者たちはほとんど帰っていたのですが、まだ残っている人たちの中にエマージェンシードクターが居ると。
しかも、こういう事もあろうかと医療器具も持ってきている。
診てあげるから少し待ってね。
OH MY GOD!
ってマジで言ったもんね、僕ちゃん。
で、彼らはすぐにやって来てくれて。
『お、これは縫わなきゃダナ。』
『俺んとこ来いよ、今から縫ってやるから。』
なんて言ってくれるもんだから、小生もホイホイ彼らについて行くのでありました。
チームはEDWARDS RACING。
女性の方が小生の背中をやさしく叩いてくれてリラックスさせてくれます。
サイモンは良く効く麻酔を6本くらい打ってくれて。
痛みも全くなく、手際よく処置してくれました。
バハのラリーにも出場しているって言ってたよな。
ほんの少しの不注意で皆さんには大変な心配をかけてしまいました。
無ければ無いに越したことはない出来事なんだけど。
ラッキーを通り越した奇跡的な出来事。
積極的に助け合おうとする姿勢。
その二つに同時に出会うことができました。
本当にここは良い所。
サイモンにお礼しようと財布を出しますと。
『お金なんかいらないよ。』
って事だったので、うなるほどのビールを送っておきました。
by iomblog | 2017-09-10 22:24 | BMSTプロジェクト