バランス取り。
バランスファクターってやつですが詳しい内容はどこかのページに書いてあるので探してください。
またはハードコアチョッパーのバックナンバーでも探してください。
ちゃんとバランスのとれたクランクが何をもたらすかといいますと。
スムーズな回転。
これにつきます。
それによって不快な振動がなくなります。振動がなくなると・・・。
知らぬ間にネジがゆるんでいたり、長距離乗ると手がしびれたりなんかがなくなりますね、しかし一番は・・・。
破壊リスクの低下。
きれいに回るって事はベアリング、軸受けへのダメージが少なくなる。
そうするとエンジンの寿命が延びる。
長く楽しめるエンジンになりますね~。
適当に壊れてくれたほうがバイク屋は儲かるんだけどね~(笑)
それでは本題。
オーナーはK氏でございます。

コンロッドが当たるフライホイールワッシャ。
見事に段付きができています。

仮組をして、クリアランスを測って、ワッシャの厚みを決定します。

1.7ミリに交換。

すでにバランスのとられた穴がありますのでまずはこれを埋めましょう。
脱落防止のためタップを切って、そこに強酸性ハンダを流し込みます。

ドロドロ…。

イエイ!
きれいに磨きましょう。



そして各部計測。



チマチマとドリルをかまして3点静止。
作業完了でございます。
久々の作業ネタですが2日連続してかぶってしまいましたね。かぶっているのは子供のチンチンだけで十分でございますね。
相変わらずバランスの悪い現場よりお伝えいたしました。
by iomblog | 2010-01-21 11:26 | 内燃機