アクスルシャフト。
みなさんこんにちわ。
土砂降りですね。
北九州はひさしぶりの雨模様。
こんな日はバイクも外に出せんので細かい仕事でもチクチクとやりましょうか。
さてさて、先日のレスQのおはなし。
こんな話はいつも突然に。
突然に僕の携帯電話が鳴るのですね。
ミスター『走ってたら変な音がしだしたんだがね!どんどんひどくなるんだがね!』
小生『どこから聞こえるの?どんな音?いつから聞こえるの?』
ミスター『前のほう?金属がこすれるような?さっきくらい?』
・・・。要領を得ませんな。
だいたいみんなみんなテンパって最初は要領を得ません。
そもそもトラぶってもテンパらない人は僕に電話何ぞいたしません。
話しながら落ち着いてもらうしかありませんね。
小生『エンジン?』
ミスター『エンジンは普通。』
小生『では駆動系かな?とりあえずバイク押してみて。』
ミスター『なんかめっちゃ重いんだが。』
小生『まずは簡単なところから見てみましょう。』
『タイヤはいかがですか?ブレーキは引きずっていませんかい?』
ミスター『うん大丈夫。』
『ゥWO !後ろタイヤの横っつらが削れてます!』
小生『アクスルナットしまってます?』
ミスター『アクスルナットか無いです!右側の!』
小生『へ!みぎ?右?ミギ?』
『左は?』
ミスター『みだりは・・・。ありますん、しまってますん。』
リアアクスルは右から差し込みですね。
右の6角部分はシャフトと一体であるか溶接で止まっておりますね。
チーンでございます。
小生『引き上げに伺いましょう。どこですかい?』
ミスター『小国の山奥です・・・。』
小生『わわわ、わっかりました。3時間程お待ちください。温泉でもつかっててください。』
でね、どうなってたかと・・・。

アクスルナット。
ちゃんと締ってる。

シャフトの頭の6角。
何処へ?

温泉にはつからず、あたりを探しまわって見つけたとの事。
実はこちらもタップが切ってあったのです。
袋ナットになってるのですね。
で、その周りを溶接で軽く止めてた。回らないように。
しかし、振動と経年劣化により溶接がはずれ、そんでまわちゃったと・・・。
ナカナカ気づきませんよね。
小生の様な立場の人間がしっかり見なければならない。
そんなところでしょうか・・・。
未然に故障を防ぐのも大切なことなのです。
もっともっとお目目パッチリで作業せんとですね。
しかし、怪我がなくてホントに良かったです。
以上、長くなりましたが御精読多謝。
by iomblog | 2011-04-27 11:12 | 一般整備 | Comments(0)