ぬるぬる、しこしこ・・・。
故に油まみれ、ヌルヌル小生でございます。
滑りよく2014年もまいりたいのでございます。

トランスミッション。
分解、各部品チェック、発注でございます。

エンジン。
当然クランクから仕上げます。
コネクティングロッド、オーバーサイズベアリングのためのラッピング。
ピストンの上下運動を受け止める大切な部分です。

指示書は正確に。
今回は4台同時進行であります。
60FL
68FLH
76FLH
80FLH
FLだらけですな。

フロントロッド。

リアロッド。


使用するローラーはきちんと、ひとつづつ計測しましょう。
出来る限り神経質な男を演じます。

長年使用されたベアリングレースはピッカピッカに輝いております。
ピッカピッカは気持ちよさそうに思われますが、オイルが絡まないのでNGでございます。
レース表面はこの様に仕上げます。
ちなみにマニュアルには、『光沢のまったくない、なめらかなベルベット状に仕上げてやらんかい、アホボケカス。』と書かれています。

ロッドのエンドプレイ、横遊びの寸法も大切です。

作業完了。
この時期は金属が冷え込みます。
金属は暖まると膨張します。
人間の体温でも千分台の寸法は狂います。
その時の気温とも相談しながら目指す数値を導き出さないとなりません。
次はバランスを取り直します。
by iomblog | 2014-01-15 10:49 | 内燃機

