クランクケース、修正と仕上げ。
40歳になります。
特に何が変わるわけでもありませんが、何かしら感じてしまう。
センチメンタル・オジサン。
1974年生まれの小生です。
ラッキョが転がるくらいでは微動だにいたしません。
さてさて、シコシコやっとります。
ケースの研磨修正。
合わせ面に段付きや、隙間があります。
30年も40年もたってれば当たり前です。
そのままですと、当然オイルにじみや漏れになりますので、研摩しますのです。
研摩用のシリンダーにコンパウンドをつけてひたすら手作業です。
合わせ面の研磨。スンマセン、写真撮り忘れです。
ピニオンベアリングレースラッピング。
オーバーサイズのベアリングに寸法を合わせます。
こちらもラップにコンパウンドをヌリヌリ。
ひたすら手動回転運動です。
施工後。
ジャストサイズでございます。
あんまりきつく狙いすぎても良い事はありません。(自己経験より。)
ここまでするのは正直、気が狂いそうになります。
2回くらい地べたに寝っ転がります。
ブリ―ザーギア。
ギアホールも摩耗していますのでオーバーサイズに。
専用に刃モノと治具で。
こんな感じ。
オイルポンプからのオイルライン。
間違った加工(年式違い)をしているので修正しときます。
加工されたエンジンは良く見ておかないと、後でイタイ事になりますので注意です。
ギアカバー。
カム、ピニオンブッシュ交換。
ブッシュをつけたままメッキを貼ったのですね。
ブッシュが溶けています。
ワイルドすぎますね。
メッキをかけるときにはブッシュを外しましょう。
これは基本です。真鍮系のブッシュはメッキ液で溶けるのです。
溶けたブッシュのまま組んじゃう。
ワイルドです。
それでも動くエンジン。
ワイルドすぎます。
スプロケシャフトのベアリング。
当然交換。
エンドプレイの確認。
8/100だから、実際組んだら5/100くらいになる予定。
カムベアリング交換。
このへんからじわじわと息切れしてまいります。
アイドラーギアのブッシュとシャフトも交換。
ブッシュのラップとシャフトとのすり合わせ。
旋盤があると大変役に立ちますね。
純正はクリップでギアを押さえますが、あれにはいろいろ問題があります。
ので、真鍮でカラーを作ってサイドスラストを出すのが・・・。
オレ流です。
以上。39歳、最後になるであろうブログ更新。
いつもより頑張ってみました。
サンキュー!39歳のオレ!
もう二度と会う事もないね!
サラバ!
by iomblog | 2014-02-03 11:39 | 内燃機